城崎・湯村 旅ホ連研修

北兵庫旅ホ連 城崎・湯村研修(2011年9月7日~9日)城崎温泉駅前

 旅ホ連北兵庫主催の研修報告です。首都圏~九州までの各地区からの参加者がありましたが、初めて訪れたという人がほとんどで、城崎、湯村は全国区ではないと痛感しました。冬=かにの図式は関西・中国・北陸のものの様です。              我々としては11/6カニ解禁の声を聞けば毎日のように城崎・湯村をご案内する日々となります。宿泊施設を中心にレポートしますのでご案内するほうからの情報として参考にして下さい。(限りある時間の中、訪問必須指定された宿もあり情報量不足かもしれませんが・・・)

○城崎温泉
 ・「千年の湯 古まん」本館(宿泊)   

 外見上の雰囲気は旧来の城崎の温泉宿。館内全体も古さを感じるが、部屋はリニューアルされ外見ほどの古さは感じられない。特に滞在した大部屋は(エースでは6名以上での利用の8名定員、ただし同じ仕様の部屋が無いので注意)天井も高くゆったりとしたつくりになっており、W/B、洗面×2ありおすすめできる。露天風呂付の部屋もあるが部屋自体8畳(内風呂なし)、露天風呂は浴槽定員1名の小さなもので、追加代金をお支払いいただいてまでおすすめしなくてもよいのではと思う。
 入れ替え制の2か所の大浴場は、外湯に出向くこと、部屋数を前提にすれば広さ的には必要十分で満足できるが、いずれも露天風呂なし、脱衣所含めて窓が無く外が全く見えないため閉塞感がある。湯上り処もないので、すぐに喉を潤すことができないのがつらい。
 エレベーターは無くややきつめの階段のみ。全ての年齢層に問題なく使っていただけるが、足の悪い方には注意が必要。通りの向かいには別館がある。規模は一回り小さく部屋のみでチェックイン、アウトは本館フロント、また、大浴場は無いので本館の大浴場を利用することとなる。部屋自体も明らかに本館の方が良い。別館指定もしくは館無指定での予約の際には注意がいる。
 また、「千年の湯 権左衛門」は姉妹館で、宿泊者はこちらの風呂も利用できる。(今回は権左衛門へは訪問せず)

・「まつや」(視察指定)
 よく言えば「城崎らしい城崎の宿」。温泉街の中心「一の湯」の向かいで立地条件は抜群に良い。川の流れと柳が風情をそそる。しかし、建物自体は老朽感を拭えない。館内も暗め、狭い廊下、エレベーター無しのきつめの階段、古いカニ宿の臭い、段差の多さは気にかかるところ。
 部屋は、特に2階、3階一部リニューアルされた川側の部屋は小ざっぱりとし、柳のある風景を望めて「城崎らしい」と人気とのこと。同じ仕様の3階は残念なことに電線が視界に入るのがマイナスポイント。しかし、このタイプの部屋はリクエストはできるが一般客室予約を優先しているとのことで、エースでの予約の場合は現地に確認したほうがよい。大浴場は広くはないが外湯めぐりの+α(寝る前入浴、朝風呂)と考えるならば全く問題なし。小さなスペースではあるが半露天付の貸切風呂があり30分無料で利用できるので、館内の風呂を使うならこちらをお勧めしたい。アンケート評価では高得点となっており、宿としても高得点をキープすべく努力しておられるとのこと。パンフにも記載あるようにまさに家庭的なおもてなしで全クラスOKだが、設備的には足の悪い方には不向き。ハードより中身という方にお勧め。

 ・「泉都」(視察指定)

 土産物屋の並ぶ温泉街の中心地にありそぞろ歩きには便利。周辺の施設に比べると比較的間口も広く、中に入っても広がりのあるロビーがゆとりを感じさせる。エースでは8畳和室のみの設定になっているが、2間で計12畳和室が×2室あるのでゆったり過ごしたい方にはこちらをご検討ください(要現地確認。2間は仕切れませんので注意)。
館内の造りは他館と同様な感じでエレベーター無し、きつめの階段、各所にある段差が気になる。残念ながら時間の都合で大浴場は見学できず。

 ・「西村屋本館」                                 
 ロビーに入ったところからお香のにおいが漂い、日本酒(常温)のセルフサービスがある。エントランスは広くないが、敷地は奥へ大きく広がっており、一番奥の客室(華やぎ掲載の特別室のある別館「平田館」)までは約100m。途中に階段も数か所あるので足のお悪い方は事前に申し出が必要。車で裏側の入り口からご案内してもらえる。重厚な趣は川沿いの宿のような家庭的な雰囲気とは一線を画しており、小さな子連れは遠慮していただきたいと思わせる雰囲気が漂う。
   
 ・「西村屋ホテル招月庭」
 温泉街のはずれ、中心部の外湯一の湯からは徒歩で約20分はかかる。最寄りの外湯鴻の湯まででも徒歩約5分かかり招月庭に宿泊しての外湯めぐりはお勧めできません。温泉街へ至る道中にもロープウェー乗り場ぐらいで店舗は全くなく、夜ともなると暗くうすら寂しい道のり。(同じような立地の深山楽亭、ときわ別館も同様)したがって館内でゆったりお過ごしいただくスタイルでのご案内が無難。また、そうしていただける設備が整っているとも言える。
 予定外かつ駈込みで視察させていただいたのですが、気になっていた貸切風呂を見せていただいた。この「森のプライベートスパ」70分/\8000は絶対お得!超お勧め。ジャパニーズ、バリニーズ、チャイニーズと3タイプあるがいずれでも岩盤浴、ゆったりリビング、シャンパン付でリッチな気分に浸れる。
↑スパへのエントランス
  今年8月から新しく設けられた「コンフォートツイン」は完全な洋室タイプで、モノトーン基調で過剰な装飾が無い分落ち着いてくつろげる部屋になっている。エースでは美人計画での設定(なぜか11/7~の設定で料金出ていない)。ただしO/B、シャワールームのみとなる。バリアフリーW/Bの「ユニバーサルツイン」、リビングのついたW/B「コンフォートスィート」がある。コンフォート各部屋は月の棟の3F、4Fに位置。基本的には朝食付きのご案内となり、夕食はオプション扱い(@\10500~)で11月に新オープンの庭園ダイニング(パースでしか見ていないがプールに隣接したテラス状のスペース)にて。
  大浴場はお客様が利用される時間帯になっていたので視察できませんでした。

○日和山温泉
 ・「ホテル金波楼」
 城崎温泉街からは車で10分の距離は大きい。しかし、館内で完結できる設備を備えているので「ぶらり街歩き」が不要でゆったりと温泉旅館を楽しみたいという方ならご満足いただける。しかし、ちなみに当然あるものと思われる夜間の温泉街送迎はありませんのでご案内には注意必要。
昨年10月にオープンした渚の館「時じく(ときじく)」は専用フロアで専用ラウンジを設けた和モダンスタイルの部屋。他とは全く異質の空間になっており、ラウンジは広さ十分で、書物、マッサージチェア、セルフの飲み物コーナー、アロマやネイルのコーナーなど多彩なサービスで優越感をくすぐられる。時じく及び渚の館そのものが禁煙となっているが、時じくフロアでは専用ラウンジの脇にガラス張りで海を一望できる喫煙室あり。
 ホテル金波楼自体は横にマリンワールドを備え、全クラスター特にファミリーにおすすめだが、「時じく」に関してはお子様連れでないほうがよろしいかと思われる。
  
○香住
 ・「三吉・かに楽座 甲羅戯」
 かにの水揚げで有名な柴山漁港のすぐ近く、JR柴山駅前徒歩30秒の近さ。カニのシーズンがメインの料理旅館的なイメージが先行しがちだが、こじんまりとしたフロント・ロビーはモダンインテリアで統一されたしゃれたペンションのようなイメージ。和装の仲居のお姉さんとのギャップが摩訶不思議な感。小規模ではあるがエレベーターがあるので不便は感じない。
 部屋自体は特筆すべきものはないが、シンプルにまとめられて落ち着ける。部屋ごとで異なるインテリア(イタリアンモダン系?椅子やテーブル)もこだわりを感じさせる。
 露天風呂付きの部屋の露天は広さ十分で開放感あり。広くはないが洋室(2名定員)もあり(エース掲載なし)、靴を脱がないスタイルが良い方にはこちらをお勧め。海の近くだがやや奥まったところ(海岸から徒歩約7分)にあるので、海水浴シーズンでも喧騒から離れてのんびりと過ごしたい熟年、ご夫婦、カップルにお勧め。
○奥城崎
 ・「奥城崎シーサイドホテル」
 城崎と名はつくものの(当併合される前は城崎町であったため)実際は城崎温泉からは海岸線のカーブ道を車で約40分もかかる距離なのでご案内には注意。
 部屋は全室オーシャンビュー、東向きで朝日が差し込む。エースでは夕食場所が食事処又はお部屋又は小宴会場となっているが、実は食事場所によって部屋の階層が決まる。部屋食の場合は4F又は最上階の5Fになり、お客様のご要望によっては現地確認でリクエスト可能。ホテル横から砂浜のビーチが続き夏は海水浴場に。ホテル前では釣り(貸竿あり¥1000、釣道具持込み可、有料だが調理可)、磯遊びもできファミリーで夏の海を満喫するには最高のロケーション。但し海水浴シーズン中は周辺道路及び周辺の駐車場はかなり込み合うとのことなので一言案内を。

○湯村温泉
・「御やどゆもと」(宿泊宿)
 第一印象となる玄関口、車止めが狭いが一歩中へ入ると整然としたフロントロビーで安心。温泉街の中では一番鳥取寄りに位置しており、中心の荒湯(足湯や源泉)までは距離があると思っていたが、徒歩約5分ほどで全く気にはならない。山間の温泉地で高層でもないので客室からの眺望は望めないのはやむを得ないが、視線の先は墓地ビューなのはうれしくない。
お勧めするなら本館よりも「雅館」に。エースでは10畳和室をメインにしているが12畳もある。ドアキーはオートロック、室内もW/B、広く感じられる造りで室内段差も小さめ。
  大浴場は内湯、露天共に十分に広く開放感があり気持ちの良い風呂。泉質の良さでは定評のある湯村のお湯をじっくり味わえ大満足。
フロント周り、廊下、エレベーターホールなどあまりに整然としていて、温泉旅館というよりもシティホテルの趣に近い印象。しかし、全体的にホスピタリティも高く失礼ながら予想以上に快適な宿で、あらゆるクラスターのお客様にお勧めできると感じさせてくれた宿でした。たまたまかもしれないが。一つ気になったのはスタッフの人数の少なさ。いまどきは仕方ないことかもしれないが・・・。

・「佳泉郷 井づつや」
    湯村温泉を代表する宿といえば「井づつや」。個人~団体までどんなクラスターでも満足いただけるはず。増築を重ねた館はすぐに全体が把握できず迷われる方もあるのではと思うが、一方バリアフリー化はかなり進んでいる。「ぬくもりの宿」に掲載されているバリアフリー洋室は、車いすでも支障のないゆったりしたベッド配置でしかも洋室ながら部屋食が可能。また、エレベーターがB1止まりで大浴場のあるB2まで通じていないのだが、B1からB2に至る階段に腰かけ型の電動スロープが設定されており階段の上り下りに不都合がある方でも苦労なく大浴場を利用することができる。
 B2の大浴場の前から荒湯方面への出入り口ができており、散策にも非常に便利になっている。以前は荒湯へ行くには国道沿いのメインエントランスから長い階段を行かねばららなかったのでこちらも足の悪い方にとっては負担軽減となっている。
 大浴場は内湯、露天共に広々。大浴場とは別に館の上層に展望風呂。家族・貸切風呂(有料、予約制)などいろんな風呂を楽しむことができる。湯上り処も充実しているのがうれしいポイント(発泡酒も飲めますが1杯だけです。また15:00~18:00)

・「朝野家」
 湯村の95度という高温の源泉を利用して、冷房をはじめとした館内のエネルギーを温泉熱で補っているというエコなお宿。到着時にラウンジで出される抹茶に使用している茶器も各地の○○焼きを使用するこだわり。
 通常の和室(10畳、12畳)は特筆すべきものはないが、露天風呂付の部屋はなかなか立派なもの。ただし、部屋付の露天は浴槽が深く、また階段があったりで、足の悪い方には使いづらい。        
 大浴場は館の規模にふさわしく露天も大きく余裕のあるつくり。湯上り処でのサービスもある。難点はエレベーターがB1までしか通じておらず、大浴場(B2)に至るのには狭くかなり急な階段を利用しなくてはならずこちらも足の悪い方にはかなり厳しい。貸切風呂は8畳の和室にマッサージチェアが備わりまるで客室の様。そのまま料理が出てきても不思議でない感じ。
  朝野家はレストラン設備がなく、夕食は部屋食か食事処個室(団体は別)なので、ほかの人と相席になる心配がないので小さなお子様連れなどには安心できる。

 
■立寄り箇所
 ・ドライブインいずし:団体手配定番の昼食箇所。出石そば定食の昼食。
 ・豊岡こうのとりの郷公園:自然界では絶滅したこうのとりの人口繁殖基地。午後3時が餌を与える時間で、少し前に行くとご飯を察知して帰ってくるこうのとりが見られるし、100羽近い数がいてお奨め。
  ・城崎温泉街:エース城崎ぶらり街あるきチケット利用でお楽しみ。
昔は各宿の玄関に置いてあった湯めぐり用のチケットは、ホルダーに入れたバーコードが部屋に用意されており、そのホルダーを首からぶら下げて外湯めぐりへ出かける。浴衣、下駄で温泉街を闊歩する人たちが街中のビジネスマンのネームのように一様に首からホルダーをぶら下げているのは滑稽。
 ↑外湯でエステの時代
 城崎駅から温泉街へ向かう土産もの屋が並ぶ道中、温泉街に向かって左手に小さな公園があります。無料休憩所として、トイレはもちろん、椅子テーブル、授乳室、自動販売機などがあり、散策の途中休憩や城崎温泉駅出発前の時間つぶしに有効です。
 また、城崎温泉では「ゆめぱ」という新しいシステムを運用中。宿にチェックイン後、フロントで携帯にコードを読み込み、それを外湯入浴券として使用。加えて土産物屋や飲み屋でのツケ払いに利用できるツケ払いシステム付。確かに現金を持ち歩かなくてよいのは便利かも。ツケの支払いは宿泊宿チェックアウトの際に宿で支払い(但し現金のみ)このシステムはお客の追跡システムを兼ねており、そのお客がどの外湯に行ったか、どの店で何をツケ払いしたか、をデータ収集することも目的とされている。(もちろん最初に同意を得たうえでのシステム利用です)全国的にも画期的なシステムのようですが、個人情報は?一人に1台づつ携帯が必要、スマホの場合は?など問題点もいろいろ。利用率は伸び悩み16%程度らしい。城崎に行かれたら一度経験してみては?

 ・城崎マリンワールド:ご存じ日和山ホテル金波楼に隣接する海洋テーマパーク。次々と新たな展示が導入され、田舎の水族館レベルではなくずいぶんと様変わりした印象。釣り堀で釣ったアジをすぐにフライにして食すことができるアジバーが人気。ビールのお供に絶好です。(マリンワールドでは3月オープンの大型新展示施設工事中)城崎マリンワールドはホテル金波楼と同じく「日和山観光」さんの経営です。(あのかに道楽も同じ会社ですよ)
 
・三姉妹香住丸:マスコミなどでも取り上げられ有名になった三姉妹船長の遊覧船かすみ丸。
 所要時間により3つのコースがあり、海岸線の奇岩奇石と古代の地層を見ることができ、山陰ジオパークの名勝を解説してくれます。小さな船なので多少の揺れはありますが・・・。三姉妹船長は1回の出航に一人が乗船し舵取りと解説をします。今は長女さんの娘さんたち(これまた3姉妹)と合わせて6人で操業中。

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